2013年8月27日火曜日

JR東日本によるSuicaの利用履歴データ販売はどうなったのだろう?

そういえば、以前、JR東日本がSuicaの利用履歴データを販売するという話。
最近は耳にしなくなりました。

世の中の人が忘れるのをいいことになし崩し的に販売しようというのでしょうか???


 ビッグデータなるものを調べてみると、これは、ひとつのデータを使うだけでなく、入手し得るあらゆるデータ横断的に駆使して、これまでには知ることができなかったことがわかるということが売りなのです。

 いろいろなデータを突き合わせれば、ツイッターの1行のつぶやきから、殆どの場合には、個人を特定することまで可能だと聞いたことがあります。


 JR東日本が主張するには、データの販売先に他とのデータを組み合わせての理由を禁止する条項を契約に加えるから大丈夫だとのことです。

 しかし、契約上の義務は、債権的なものに過ぎません。
 債務不履行に対しては、差止請求、損害賠償請求ができますが、

差止請求をしたところで、データが2次流出してしまったあとでは無意味。
損害賠償請求をしたところで、JRにお金が入っても、肝心なデータ流出でプライバシーを侵害された人は報われない。

 結局、JR東日本の大丈夫だという主張は説得力がないように思えます。


 さてさて、本当に「忘れてしまうだけ」で良いのでしょうか?



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